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②救急受診の判断基準――迷ったときにどう動くか

かない内科の井上学です。

 

かない内科のHPを訪問してくださり、また多くの活動に注目していただきありがとうございます。

 

「がんと救急に関する」テーマを、3週にわたりお届けしております。それぞれの場面での適切な判断や備えについて、わかりやすく解説していきます。

 

前回のパート1ブログはこちらから
https://kanainaika.com/blog/20260502/ ‎

 

それでは「パート2」を書いていきたいと思います。

 

今日のテーマは救急受診の判断基準――迷ったときにどう動くか」についてです。

 

 

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「先生、実際に救急車を呼ぶかどうかってすごく迷いますよね。」

 

 

 

 

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「そうだね。でも、いくつか明確な目安がある。」

 

 

 

 

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「教えてください。」

 

 

 

 

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まず迷わず救急要請すべきなのは・・・

 

 

・呼吸が苦しい
・意識がはっきりしない
・急な麻痺や動けない状態
・強い出血
こういった症状だね。

 

 

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「これはわかりやすいです。」

 

 

 

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一方で、すぐ医療機関に連絡が必要なのは・・・

 

 

・38度以上の発熱(特に抗がん剤中)
・食事や水分がとれない
・強い倦怠感

など。

 

 

 

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「発熱は特に注意ですよね。」

 

 

 

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「そう。抗がん剤中の発熱は発熱性好中球減少症の可能性がある。これは数時間で重症化することがあり、早期に抗菌薬を使うことで死亡率が下がることが知られている。」

 

 

 

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「発熱性好中球減少症?」

 

 

 

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抗がん剤などの影響で実際に採血で好中球が500/μLより低かったり、1000/μL未満でこれからも低くなりそうな状態の時に発熱が起きることを言うんだ。」

 

 

 

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「普通の発熱と違って、様子を見るのが危険なケースですね。」

 

 

 

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「その通り。さらに・・・

 

 

・背中の痛み+しびれ → 脊髄圧迫
・息苦しさ → 気道閉塞や肺炎
など、早期対応で回復可能な病態も多い。

 

 

 

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「つまり、早く動けば“助かる可能性が上がる”ということですね。」

 

 

 

 

 

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「そう。がん救急では正しい判断より早い行動が大事なことも多い。」

 

 

 

【まとめ】

がん患者の急変では、「様子を見る」より「まず相談」が安全です。
早期対応が予後を大きく左右するため、迷ったら医療機関へ連絡しましょう。

 

 

次週のテーマは「がん救急とこれからの医療――在宅・家族・意思決定」についてお話しさせていただきます。

 

 

 

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