かない内科の井上学です。
かない内科のHPを訪問してくださり、また多くの活動に注目していただきありがとうございます。
「がんと救急に関する」テーマを、3週にわたりお届けしております。それぞれの場面での適切な判断や備えについて、わかりやすく解説していきます。
前回のパート1ブログはこちらから
https://kanainaika.com/blog/20260502/
前回のパート2ブログはこちらから
https://kanainaika.com/blog/20260516/
それでは「パート3」を書いていきたいと思います。
今日のテーマは「がん救急とこれからの医療――在宅・家族・意思決定か」についてです。

「先生、がん救急って助ける医療の話だけじゃないですよね。」

「その通り。特に在宅医療では、どこまで治療を行うかという選択が重要になる。」

「救急搬送するかどうかも含めて、ですよね。」

そう。たとえば――
・積極的治療を希望するのか
・苦痛を抑えることを優先するのか
・どこで最後を迎えたいか ――家なのか病院なのかそれ以外か。こうした方針は、事前に話し合っておくことが大切。

「いわゆる人生会議(ACP)ですね。」

「うん。事前に意思が共有されていると、急変時の判断がスムーズになり、家族も本人の負担も軽くなる。」

「予後にも関係しますか?」

直接寿命が延びるとは限らないけれど、
・不要な救急搬送を減らす
・苦痛の少ない時間を増やす
という意味で、生活の質(QOL)を大きく改善することが分かっている。

「困ったら救急搬送!!ではなく、搬送しない選択肢を知ることも大切なんですね。そうなると、、、在宅医療の役割も大きいです。」

「そう。訪問診療が入っていれば、夜間でも相談できる体制が整い、不安による救急搬送を減らせる。」

「どう生きるかを考える医療ですね。」

「その通り。がん救急は延命するかだけではなく、その人らしい時間をどう守るかという視点が重要なんだ。かない内科でも訪問診療のみならず、訪問看護、そして人生会議(ACP)にも力を入れていくよ。」

「どう生きるかを考える医療ですね。」
【まとめ】
がん救急では、事前の意思決定と家族・医療チームの連携が重要です。
“どう生きたいか”を共有することが、安心と納得の本当の意味での“あなたらしい”最良の医療につながります。
3週にわたり「がんと救急」についてお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。少しでも日々の安心や判断の助けになっていれば幸いです。
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