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③役割を取り戻す医療 ― いろのわが目指す社会的処方

 

かない内科の井上学です。

 

かない内科のHPを訪問してくださり、また多くの活動に注目していただきありがとうございます。

 

「社会的処方シリーズ」と題して、3週にわたりお届けします。近年注目されている「社会的処方」とは何か。なぜ今、医療に「つながり」という視点が求められているのか。

 

今回はシリーズ第3回です。

 

今日のテーマは「役割を取り戻す医療 ― いろのわが目指す社会的処方」についてです。

 

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「先生、いろのわの理念って、社会的処方そのものですね。」

 

 

 

 

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「よく気づいたね。健常者も障害のある方も、がん患者さんも、高齢者も子どもも、孤独を感じる人もそうでない人も、ここには本来、境界はない。ごちゃ混ぜに存在できる空間。それ自体が予防になり得るんだ。」

 

 

 

 

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「医療機関というより、地域のハブのようですね。」

 

 

 

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「人は役割を持つと元気になります。治療中の患者さんが、自分の体験を語ることで誰かの支えになる。高齢者が若い世代に知恵を伝える。そこに生きがいが生まれる。」

 

 

 

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「役割の再発見が、処方になる。」

 

 

 

 

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「ええ。社会的処方は、単にイベントを紹介することではありません。あなたは必要とされているという感覚を取り戻すプロセスです。」

 

 

 

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「それは薬では作れませんね。」

 

 

 

 

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「医学は高度化しました。手術はロボットが担い、オートメーション化になる時代がもうすぐそこまできている。抗がん剤や新薬の開発にAIが用いられている時代。しかし、人間の回復力を支えてきたのは、古くから人と人とのつながりでした。」

 

 

 

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「社会的処方は未来の医療ですか?」

 

 

 

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「未来であり、原点でもあります。診察室の中だけで完結しない医療。地域とともに呼吸する医療。それが私たちの目指す姿だね。」

 

 

 

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「孤独を感じているかもという人は、もっと相談して良いんですね。」

 

 

 

 

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「もちろん。孤独が深まる最大の理由は、「役割の喪失」にあります。仕事を辞めたとき、家族を亡くしたとき、病気になったとき、人は社会との接点を失いやすくなる。その結果、「自分はもう必要とされていない」という感覚に陥ってしまう。社会的処方の本質は、「治す」ことではなく、「居場所と役割を取り戻す」ことにあります。

 

 

 

 

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「よくわかりました。自分自身も見つめ直し、自分の周りでも困っている人がいたら、勇気を出して声をかけてみます。」

 

 

 

 

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「素晴らしい!本当に困ってそうなら、かない内科においでって伝えてね。」

 

 

 

3週にわたり「社会的処方」についてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

社会的処方は、決して特別な取り組みではありません。

人と人とのつながりを大切にし、その方が「自分らしくいられる場所」や「役割」を取り戻していくことを支える医療のかたちです。

 

かない内科では、まだ小さな一歩ではありますが、社会的処方の考え方を少しずつ取り入れています。

外部の方とも連携しながら、顔の見える関係を築き、患者さんを「診察室の外」ともつなげていけるよう取り組んでいます。

 

医療は「治す」だけで完結するものではありません。

地域とともに支え合い、つながりの中で回復を支えることも、大切な役割だと私たちは考えています。

 

もし孤独や不安を感じている方がいらっしゃいましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

その声に耳を傾けることから、医療は始まります。

 

 

 

 

 

◆「“がん”なんでも相談室」を開設しました。

 

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「がん治療認定医」の井上 学先生が、いつでもどこでも無料で相談にお答えします。

 

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